GE(ゼネラル・エレクトリック)社の元会長兼CEOであったジャック・ウェルチ氏は「自信を持っている人だけが、無駄を省ける」といっている。つまり、自分の仕事に自信のない人間ほど、仕事を複雑なものにし、またすばやい対応も出来ないということをいっているのである。従業員ひとりひとりの自信を育てることにより、仕事はどんどん簡素化されていくのである。
従業員に自信が育ってくると、なにごとも常に謙虚に考えられるようになってくる。するとさらに従業員は大きく育っていくものである。尊大な考え方をしていくと会社はすぐに萎んでしまうのである。
まさにこのことは、自己信頼の育成ということである。
自己信頼を育成するひとつの方法が「簡略化に徹する」である。「どうしたら簡略化できるか」ということは、「どうしたら早くできるか」「どうしたら楽に出来るか」にもつながってくる。このことが自分で達成されると、会社にとっておおきな合理化につながるのである。
いわゆる、すべては「自己信頼」からはじまるとまでいえるかもしれない。
著:佐藤創紀 →360サポーターズ